2024.07.07

ダブル洗顔って必要?ダブル洗顔メリットや押さえておくべきポイントを紹介!

「ダブル洗顔は必要なの?」「ダブル洗顔をするとき注意することはあるの?」といった疑問をもっていませんか?
ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔料を使って合計2回洗顔を行うことですが、どのような効果があるのでしょうか。

ダブル洗顔の効果は肌の表面を清潔にし、スキンケアの浸透を良くすることです。

この記事では、ダブル洗顔をするべき理由や押さえておくべきポイントを詳しく解説していきます。

ダブル洗顔は「どんな高級なスキンケアを使っても肌トラブルが改善しない」という方にも是非試してみてほしい洗顔方法です。参考にしてみてくださいね。

ダブル洗顔とは?

ダブル洗顔とは?

ダブル洗顔とはクレンジングでメイクを落とした後、さらに洗顔料で洗顔をすることです。
クレンジングで1回、洗顔料で1回の合計で2回洗顔することから、ダブル洗顔と言われています。
クレンジングを使わず洗顔を2回行うことを「2度洗い」と言いますが、ダブル洗顔とは違うので間違えないようにしましょう。

では、なぜクレンジングと洗顔料の2回で洗う必要があるのでしょうか。
それはクレンジングと洗顔料では落とせる汚れが違うからです。

クレンジングは、メイクなどの脂汚れや毛穴に詰まった黒ずみ、角栓などを落とします。
それに対し洗顔料は、肌の表面に付着した汗やほこり、古くなった角質などの汚れを落とすものです。

どちらも肌に付着した汚れを落としますが、それぞれ働きや落とせる汚れが違うので、ダブル洗顔が必要と言われています。

ダブル洗顔はするべき!

ダブル洗顔はするべき!

それぞれ違う汚れを落とす働きがあるクレンジングと洗顔料ですが、両方を使ってダブル洗顔をするメリットはたくさんあります。
以下ではダブル洗顔をするべき理由を3つ解説していきます。

ダブル洗顔のメリット①油性・水性どちらの汚れも落とせる

ダブル洗顔をするべき理由の1つ目は、油性汚れと水性汚れの両方を落とすことができる点です。

肌の表面の汚れには油性と水性の汚れがあります。
クレンジングはメイクなどの油性の汚れを落とす効果があり、洗顔料はほこりや汗、古くなった角質など水性の汚れを落とす効果があります。

クレンジングと洗顔をどちらか1つだけで済ませてしまい、肌に汚れが残ったままだと、毛穴の黒ずみやニキビなどの肌トラブルの原因になってしまうでしょう。

どちらの汚れもしっかり落とすために、ダブル洗顔は必要だと言えます。

ダブル洗顔のメリット②クレンジングを洗い流して肌荒れを防げる

ダブル洗顔のメリット2つ目は、クレンジングをしっかり洗い流せることです。

クレンジングのほとんどには油分が多く含まれています。
水でしっかり洗い流したつもりでも、それだけでは十分に落としきれていないことも多いでしょう。
そのためクレンジングの後にもう一度洗顔をすることで、洗顔料で落とせる汗やほこりなどの水性の汚れに加え、肌に残ったクレンジングや皮脂汚れも一緒に落とせます。

ダブル洗顔で肌の表面を清潔に保つと、クレンジングが肌に残ることによって起こるシミやニキビ、肌荒れなどを防げます。

▶︎クレンジングと角栓についてはこちら

ダブル洗顔のメリット③スキンケアの浸透が良くなる

ダブル洗顔の3つ目のメリットは、古い角質をしっかり落としてスキンケアの浸透を良くする点です。

肌の表面に汚れや古い角質が残ったままだと、汚れや角質が邪魔をしてスキンケアが浸透せず、肌の表面でとどまってしまいます。
うまく美容成分が浸透しないと、いくら効果のあるスキンケアを使用しても意味がないのでもったいないですよね。

ダブル洗顔をして、肌に残った汚れや古くなった角質をきちんと洗い流すことで、化粧水や乳液・美容液などのスキンケアの浸透が良くなります。その結果、肌の内側の角質層までしっかり美容成分が届くようになりますよ。

ダブル洗顔にデメリットはある?

ダブル洗顔にデメリットはある?

メリットの多いダブル洗顔ですが、場合によってはデメリットもあります。
以下ではダブル洗顔のデメリットを紹介します。

ダブル洗顔のデメリット|肌の負担になることがある

ダブル洗顔のデメリットとして挙げられるのは、肌への負担になってしまう点です。


ダブル洗顔はクレンジングと洗顔で顔を2回洗うことになるので、摩擦が増えて肌に負担がかかります。そのため肌の老化を早めてしまうこともあるでしょう。

また、クレンジングと洗顔を2回使うことで洗いすぎてしまい、本来は必要な皮脂や水分まで洗い流してしまうことも。
必要な皮脂を洗い流してしまうと、乾燥や肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

デメリットなくダブル洗顔をするためには、摩擦を最低限にして必要な皮脂を奪わないよう、肌に合ったクレンジングや洗顔を使う必要があるでしょう。

▶︎ノーメイクのクレンジングについて詳しくはこちら

ダブル洗顔しないほうがいい場合

ダブル洗顔は汚れをしっかり落とす上で必要ですが、実はしなくてもいい場合があります。

クレンジングにおいて、ダブル洗顔不要のクレンジングを使用する際は1回だけで洗顔が済みます。

ダブル洗顔不要のクレンジングは、水性と油性の汚れのどちらも落とす成分が入っているので、1回の洗顔でしっかり汚れが落ちますよ。


ただし、ダブル洗顔不要のクレンジングを使う際は、2回洗顔すると洗顔のしすぎで肌トラブルになる恐れがあるので、洗顔は1回で済ませるようにしましょう。
ダブル洗顔による洗いすぎでお肌への負担を減らしたい方や、ダブル洗顔をするのが面倒で洗顔を1回で済ませたい方には、ダブル洗顔不要のクレンジングがおすすめです。

ダブル洗顔で押さえておきたいポイント

ダブル洗顔で押さえておきたいポイント

ダブル洗顔は正しく行うと、肌トラブルを改善することも期待できる洗顔方法です。
以下では、ダブル洗顔をする上で押さえておきたい大切なポイントを6つ解説していきます。

ダブル洗顔のポイント①濃いメイクはポイントリムーバーで先に落とす

ダブル洗顔を上手に行うには、ポイントリムーバーも活用しましょう。

マスカラやアイシャドウなどのアイメイクや色付きのリップなどの濃いメイクは、通常のクレンジングだけでは落としきれなかったり、落とすのに時間がかかります。
クレンジングはあまり時間をかけすぎてしまうと、メイクを落とすだけでなく肌に必要な皮脂や水分まで失ってしまうことも。

そのため、濃いメイクの部分だけでもポイントリムーバーを使って部分的に落としておきましょう。クレンジングにかかる時間を短くでき、肌への負担を軽減することができますよ。
また、濃いメイクをクレンジングでゴシゴシこすって落とす必要もなくなるので、摩擦による色素沈着も防げます。

ダブル洗顔のポイント②クレンジングは十分な量を使って摩擦を防ぐ

ダブル洗顔のポイント2つ目は、少し多めの量でクレンジングを使うことです。
クレンジングの量が少ないと手のひらの摩擦で肌に負担がかかるので、
シワやくすみの原因になってしまいます。

上手にダブル洗顔を行うためには、使用しているクレンジングのメーカー規定量を確認しましょう。
意外と量が多くて「こんなにたくさん使うの?」とびっくりすることがあります。
クレンジングによる摩擦を最小限にして、肌の負担を防ぐためにも記載されている十分な量を使うようにしましょう。

ダブル洗顔のポイント③洗顔はしっかりと泡立て摩擦を防ぐ

ダブル洗顔をする際、洗顔は十分に泡立てて行うようにしましょう。
洗顔料はしっかりと泡立てた状態で使うと、摩擦による肌の負担を減らすことができます。
しっかりと泡立てると、泡がクッションになって摩擦を防ぐことはもちろん、汚れの吸着力も高まります。

しっかりとした泡の目安は、手を逆さにしても落ちないくらい弾力のある泡が理想です。
洗顔ネットや洗顔泡立て器を使うと、時間をかけずに簡単にもっちりとした泡を作れますよ。
泡立てるのが面倒な方は、ワンプッシュで泡が出てくるタイプの洗顔料がおすすめです。

ダブル洗顔のポイント④こすらず優しく洗い上げる

ダブル洗顔をする際は肌への負担を軽減するためにも、肌をこすらないようにしましょう。

しっかり汚れを落としたいと思うと、ついゴシゴシと力強く洗ってしまいがちです。しかし、たっぷりのクレンジングや洗顔料で優しくなで洗いするだけでも、十分に汚れは落ちてくれます。
肌はとても繊細なので、こすることによる刺激は将来のくすみやシミの原因になってしまいます。
またダブル洗顔はクレンジングと洗顔の両方を行うので、どちらもこすらずに洗って肌への負担を少しでも減らすようにしましょう。

ダブル洗顔をするときはうまれたての赤ちゃんを扱うようなイメージで、できるだけ力をいれずに優しく洗い上げることが大切です。

ダブル洗顔のポイント⑤ぬるま湯で洗い流す

ダブル洗顔が終わってすすぐ際は、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
冷たい水では皮脂が固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます。
そのため洗顔時のお湯の適温は32度前後だと言われています。

逆に熱すぎるお湯だと必要な皮脂まで落ちてしまい、乾燥などの肌トラブルの原因になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、シャワーを直接顔にあてて泡を流すことも水圧による刺激で、肌の負担になってしまいます。
シャワーを直接肌に当ててすすぐのはやめて、一度洗面器などにお湯を溜めて温度を調節しながら、手のひらで優しく洗い流しましょう。

こめかみや顎などは泡が残りやすいので、顔の隅々までしっかりすすぐようにしてくださいね。

ダブル洗顔のポイント⑥ダブル洗顔後はしっかりと保湿する

ダブル洗顔後にしっかりと保湿ケアをするのも大切なポイントです。

ダブル洗顔でしっかりメイクや汚れを落とした後は、清潔なタオルを使ってこすらず押し当てるようにして水分をふき取り、できるだけ早く保湿しましょう。
保湿をしないままで放置していると、約20分後には肌の水分量が半分に減ってしまうと言われています。

汚れが落ちた清潔な肌はスキンケアの浸透が良くなっています。乾燥や肌荒れなど、その日の肌状態に合わせて最適なスキンケアを選び、早めに保湿しましょう。

ダブル洗顔を上手に行って美肌を目指そう!

ダブル洗顔を上手に行って美肌を目指そう!

今回の記事ではダブル洗顔をするべき理由や、押さえておきたいポイントについて解説しました。クレンジングと洗顔は、それぞれ油性と水性の違う汚れを落とす効果があるのでダブル洗顔は必要ですね。また、ダブル洗顔のポイントは以下の通りです。

・クレンジングはたっぷりの量を使用し、洗顔料は逆さにしても落ちないくらいしっかり泡立てて、摩擦がおきないよう優しい力加減で洗い上げる。

・32度前後のぬるま湯で洗い流し、ダブル洗顔後は肌状態に合ったスキンケアを選び、できるだけ早く保湿する。

ダブル洗顔をするときには、以上のことを心がけてみてください。
毎日のダブル洗顔で肌を清潔に整えて、さらなる美肌を目指しましょう!