2024.06.27
肌の摩擦は美肌の大敵!肌への摩擦を防ぐ対策について徹底解説!
お肌のケアと聞いて思いつくのは化粧水、美容液、乳液、パックなどのスキンケアではないでしょうか?
しかしスキンケアのアイテムにこだわるよりも、それ以上にもっと大事な美肌の秘訣があるのを知っていましたか?
それはズバリ「肌への摩擦を減らすこと」です。
肌への摩擦を減らす“摩擦レス“のスキンケアを行うことで見違える肌になりますので、スキンケアアイテムと併せてぜひこだわりたいところです。
そこでこの記事では、スキンケア中の肌摩擦について詳しく紹介します。肌の摩擦が起こってしまう原因や対処法を知って、肌に優しいスキンケアができるようにしましょう。
気づかないうちに起きている肌への摩擦
肌摩擦は、実は気づかないうちに起きてしまっています。
「私はそんなに力を入れて肌をゴシゴシこすっていない」という人も、実は知らず知らずのうちに肌摩擦を生じさせ、肌にダメージを与えてしまっているかもしれません。
そもそも肌摩擦とは具体的にどのようなことを指すかというと、洗顔やスキンケアの際に指先でゴシゴシこすってしまい、圧力がかかり肌がダメージを受ける状態のことをいいます。
この時の摩擦は肌への刺激となったり、物理的に肌のダメージとなったりして、さまざまな悪影響があります。
肌は摩擦を与えずに優しく労わるようにケアするのが、スキンケアの鉄則です。
肌への摩擦によって起こる肌トラブルとは?
そもそも肌の摩擦はなぜいけないのかというと、実は「肌老化」の原因になってしまうからです。気づかないうちに肌を老けさせてしまっていると思うと恐ろしいですよね。
肌摩擦によってどのような肌トラブルにつながるのか解説していきます。肌摩擦を避けるべきということが、お分かりいただけるかと思います。
摩擦で起こる肌トラブル①乾燥を招く
肌への摩擦によって起こることは「乾燥」です。
肌をゴシゴシ擦ってしまうと、肌表面に小さな傷がついてしまいます。また肌の表面に本来人が持っている天然の保湿成分も、必要以上に洗い流されてしまいます。
これによりダメージを受けた部分から皮膚の水分が奪われていってしまい、うるおいのない肌になっていってしまうのです。肌の乾燥は百害あって一利なしですから、乾燥の原因である摩擦は避けたいところですね。
摩擦で起こる肌トラブル②刺激に敏感になる
肌摩擦によって起こる2つ目は「刺激に敏感になる」ことです。
肌への摩擦そのものも刺激になりますが、それで肌が赤くなったりしてしまうとそれ以降も摩擦のダメージに敏感になってしまいます。
刺激に敏感になると、痒かったり、違和感を感じたりして余計に擦ってしまいがちで、それがまた刺激となり炎症になるという負のループにはまっていってしまいます。
こうした悪循環を断ち切るためにも、まずは肌を労わるように優しいスキンケアで肌への刺激を極力減らしていけるようにしましょう。
摩擦で起こる肌トラブル③肌がくすみ、シワの原因になる
肌摩擦によって起こるものは、肌のくすみ、シワです。
肌が摩擦によって刺激やダメージを受けると、皮膚はこうした刺激から守ろうと、皮膚を分厚くして対処しようとしてしまいます。これが余計な角質の原因となってしまうのです。
その結果、肌に透明感が感じられなかったり、肌表面に古い角質が残ってゴワゴワしてうるおいを感じにくくなったりしてしまいます。
くすんだ肌は、肌に若々しさを感じられなくなる大きな原因の一つです。メイクののりも悪くなってしまい、肌コンプレックスの原因にもなります。
さらに、くすみや乾燥の肌は肌本来の弾力性が失われている証拠。乾燥によるシワなどができてしまう原因となることもあるのです。
摩擦で起こる肌トラブル④シミの原因になる
肌摩擦によって起こることとして、シミの原因になることが考えられます。
肌の摩擦によってダメージが蓄積していくと、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れや乾燥を引き起こします。
これにより、肌の内部では炎症が生じてしまうのです。
肌の炎症により、メラニン色素が多く生成されてしまいます。
さらに肌のターンオーバーの乱れによって、メラニン色素も排出されにくくなってしまうため、シミやくすみの原因となってしまうのですね。
摩擦で起こる肌トラブル⑤肌がたるむ
実は最も怖い肌摩擦の弊害は「肌がたるむ」ことです。
肌を擦りすぎると、余計な力で肌を引き伸ばしたり、抑えたりすることになってしまいます。
すると、肌に余計な力がかかってしまい、肌がたるんでしまいます。たるんだお肌は一気に年齢を感じさせる原因となってしまいますから、こうした意味でも肌摩擦は避けたいところですね。
肌への摩擦が起こってしまう原因とは?
このように、さまざまなデメリットがある肌摩擦ですが、そもそも、肌に摩擦が起こってしまうのは、どのような時なのでしょうか?摩擦が起こる原因を知っていれば、そのシチュエーションを避けて肌摩擦を防ぐことができますね。
ここからは、肌に摩擦が起こる原因を順に紹介していきます。
肌への摩擦の原因①ゴシゴシこする洗顔
まず、最も避けたいのは「ゴシゴシこする洗顔」です。
皮脂を完全に落としたいと、つい力を入れてしまうこともあるかもしれません。痒い部分や、ゴワゴワしている部分は擦りやすいです。
また、朝一番の洗顔など、眠いあまり目の部分を擦って洗ってしまうというのも意外に多いパターンです。こうした洗顔は大きな摩擦が生じているので、絶対にやめましょう。
肌への摩擦の原因②使い古したタオルで拭く
次に避けたいのは「使い古したタオルで拭く」ということです。
タオルはどうしても使っているうちに、新品のふわふわした感触は失われていってしまいます。ゴワゴワ、ザラザラしたタオルで顔を拭くとかなりの刺激となってしまいますので、絶対にやめたいところです。
また、使い古したタオルで清潔でないものを使ってしまうと、肌に雑菌がついてしまい、それが刺激で肌をかいたりこする原因にもなり更なる摩擦を産んでしまいます。
そのため、清潔で柔らかいタオルで押さえて水分を吸い込ませるのがベターです。
肌への摩擦の原因③念入りなメイク
メイクのときにも、力が入ったり肌を擦ってしまいやすいです。
特に、朝の忙しいタイミングでゆっくりメイクしている時間がない場合は、つい日焼け止めやファンデーションを乱暴に塗り広げてしまいがちなので注意しましょう。
例えば、塗りムラがないように指先でグイグイ伸ばしたり、肌悩みをカバーするためにパフで念入りに叩き込んだりすると、摩擦で肌に大きな負荷がかかってしまいます。
また、アイシャドウやチークなどのポイントメイクでは、面積が小さいチップに力が集中したり、ブラシの毛が刺激になってしまうこともあります。
肌を美しく見せるためのメイクで、逆に肌トラブルの原因とならないように、手指やメイク道具の使い方には十分気をつけましょう。
肌への摩擦の原因④力を入れたマッサージ
力を入れたマッサージも避けたいところです。一時期、造顔マッサージ、リンパマッサージと称して顔のマッサージが流行りましたがやりすぎは禁物です。
まして力を入れたマッサージは摩擦を生み、またたるみの原因にもなるので逆効果です。絶対にやめるようにしましょう。
リンパマッサージは力を入れても、リンパは流れません。優しく撫でる、さするぐらいでちょうどいいので、そういった意味でも力を入れてマッサージするのは不適切と言えるでしょう。
▶︎肌へのマッサージがよくない理由について詳しくはこちら
肌への摩擦の原因⑤過度なピーリング
過度なピーリングも避けましょう。ピーリング剤は、くるくると馴染ませると古い角質が綺麗に落ち、気持ちよいのでついクセになりたくさん使いたくなってしまうということもあるでしょう。
しかし、ピーリングは摩擦を生むスキンケア方法の1つです。優しく馴染ませているようで、角質を落としたくてつい力を入れてしまうことが多いのも難点です。
ピーリング剤の記載に書かれた使用頻度を守り、ほどほどの使用にとどめることが肌摩擦を避けるためには大切です。
肌への摩擦の原因⑥顔を触る
無意識のうちに顔を触るクセがあったり、頬杖をついたり、うつ伏せで寝たりしていませんか?
日常で無意識にやりがちな動作にも、肌への摩擦の原因は潜んでいます。
手の平や指で触れることが肌への摩擦になるだけでなく、手には細菌や汚れが付着しているため、ニキビや肌荒れの原因にもなりかねません。
常に意識することは難しいですが、肌に触れていることに気づいたら、すぐにやめましょう。
少しずつ、肌を触る回数を減らすことを意識してみてくださいね。
肌への摩擦の原因⑦マスク
マスクが肌に触れて、赤くなったり痒みが出たりしたことはありませんか?
マスクの着用が日常化している今ですが、マスクも肌への摩擦の原因となってしまいます。
マスクを長時間着用することで、肌がマスクの素材と摩擦を起こしやすくなります。
特に、マスクの縁や紐が肌に当たる部分では、摩擦が集中しやすく、肌が刺激を受けやすいです。
対策としては、マスクがきつすぎると肌への摩擦が増えやすいため、適度にフィットするサイズを選びましょう。
マスクをつける前に、摩擦が気になる箇所に保湿クリームやワセリンを塗ることもおすすめです。
保湿剤が肌の表面に膜をはることで保護し、摩擦による刺激を減らす効果が期待できますよ。
また、長時間マスクを着用する場合は、適度に休憩をとり、肌を休ませることも大切です。
肌に摩擦を与えない方法を紹介!
ここまで、肌摩擦が起きやすいスキンケアのシチュエーションについて紹介してきました。
逆に言えば、肌摩擦を抑えた肌に良いスキンケアをすることで、若々しいお肌を保つことができます。ここからは今日からできる摩擦を起こさないスキンケア方法をご紹介します。
肌に摩擦を与えない方法①泡洗顔で正しい洗顔
一つ目は正しい洗顔、特に泡洗顔を心がけることです。
しっかり汚れやメイクを落とそうと思い、ついゴシゴシ肌をこすって洗顔をしていませんか?
洗顔はたくさんの細かい泡を作って行う泡洗顔が重要です。
きめ細かい泡を洗顔ネットなどで作り、指と肌が直接触れないようにして泡を肌に乗せて、包み込むように洗います。指ではなく、細かい泡が汚れを絡め取り、掻き出してくれるイメージです。
これにより、指と肌が触れるより遥かに摩擦を減らすことができるようになります。
注意点として、泡が多い分泡の総表面積が増え、皮脂が洗い流されやすくなってしまうと言われていますので、長時間洗いすぎることのないように気をつけましょう。これで、摩擦を控えたうるおい肌を目指せます。
▶︎摩擦を軽減するこすらない洗顔について詳しくはこちら
肌に摩擦を与えない方法②拭き取りメイクなどは控える
二つ目は拭き取りメイクを控えるということです。
コットンにリムーバーが染み込んだ拭き取りタイプのメイク落としは、出先などでも使い勝手が良くとても便利ですが、コットンの材質が肌に直接ふれてしまうので、肌への摩擦はクレンジング剤を使ってのメイク落としよりも大きいと言われています。
クレンジング剤を持っていけない特殊なシチュエーションでない限りは、拭き取りメイクは避けるのが賢明です。
アイシャドウやアイラインなど、濃いメイクを一気に拭いて落とせる拭き取りメイクの代わりとなるのは、ポイントメイクを落とすリムーバーを使う方法です。
綿棒などで優しく擦らないようにメイクをとっていくといいでしょう。コットンでゴシゴシとこするよりも、肌の刺激は少なくて済みます。
肌への摩擦を与えない方法③十分な量でクレンジング
十分な量でクレンジングを行うことも、肌摩擦を減らすためには大切です。
メイクや肌の汚れを落とす際にクレンジング剤が少なすぎると、摩擦の原因となってしまいます。
クレンジング剤が少ないと、指の滑りが悪くなりギシギシしてしまうと思います。実はこれは摩擦が生じている証拠なのです。クレンジング剤を使う量は、決してケチらずに商品に書かれている推奨の量の2倍くらい、多めに使うことをおすすめします。
肌への摩擦を与えない方法④洗顔後も優しく拭きとる
洗顔やクレンジングの注意点は洗うときだけではありません。
洗い上がりには清潔なタオルやクレンジングペーパーで優しく拭き取ることが大切です。
先ほども触れましたが、肌の刺激になってしまうようなゴワゴワとした材質のタオルで肌を拭くのは摩擦の原因になります。ましてやそれで肌をゴシゴシ拭くなどもってのほか。
ただでさえ洗顔の後は水分を含んで肌も柔らかくなっており、とてもデリケートな状態です。
洗顔後は、柔らかい材質のタオルで、ぽんぽんと当てるように拭くことが大事です。
クレンジングペーパーを使ってクレンジングを行う際も要領は基本的に同じです。
触れる、こするといったことは少なからず摩擦が生まれますので、優しく押し当て、水分を吸い取るイメージでやさしく拭き取るようにしましょう。
肌への摩擦を与えない方法⑤シンプルなスキンケア
シンプルにスキンケアをまとめてしまうのも良い方法です。
肌にいいからと、あれもこれもと肌に塗りこんでいませんか?肌に化粧水や乳液を使う時にも、少なからず肌に摩擦を与えてしまいます。
特に、コットンを使って化粧水を伸ばす時に力を入れて肌を撫でてしまうと、コットンの材質によってはゴワゴワ、ちくちくと大きな摩擦が生じてしまうことになり、ひどい場合だと肌がヒリついてしまうことも考えられます。
スキンケアをする際は、手の平に化粧水をのばしたら、優しく肌を包みこみ温めるように浸透させましょう。
肌を包みこむようなイメージがポイントで、肌をぎゅっと押さないように気をつけてくださいね!
また、オールインワンタイプなどを使うことで、一つで化粧水・乳液・美容液の機能をもつため、肌への摩擦を減らせるのでおすすめです。
スキンケアをするにあたっては、肌に触れる以上摩擦が生じているものと考え、必要以上に触らないようにするのがとても重要なことです。
選び抜いたスキンケア用品で、シンプルにスキンケアを行い必要以上に肌を触りすぎないように心がけましょう。
肌への摩擦を与えない方法⑥メイクは優しくのせるイメージで
メイクは塗り込む、叩き込むといったイメージではなく「優しくのせる」ようなイメージで仕上げましょう。
日焼け止めやファンデーションなど広い範囲にメイクする場合は、指先のように「点」ではなく、指のはら全体を使って「面」を意識して、力を入れずに肌にのせるのがコツです。
気になるお悩みのカバーやポイントメイクの場合も、擦らずトントンと少しずつ色をのせてあげるようにすると、ヨレることもなく綺麗に仕上がります。
パフやブラシを使うときは、肌触りがよく刺激の少ないものを選びましょう。
肌への摩擦を軽減するおすすめのスキンケア
肌への摩擦は美肌の大敵。肌への摩擦はできる限り防ぎたいですよね。
特に肌への摩擦がかかってしまうのは、洗顔です。汚れを落としたいあまり、つい肌をこすってしまう方も多いのではないでしょうか?
肌への摩擦を防ぎながら洗顔をするのは、濃密な泡で行うことが大切。
濃密泡のおすすめの洗顔料を紹介します♪
BISVEILの泡ミツ洗顔は、肌への摩擦を軽減するために1年半もの期間をかけて開発された洗顔料。
たったのワンプッシュで肌を守ることができるような濃密な泡をつくることができます♪
忙しい朝や疲れた夜にも、摩擦を軽減するふわふわ泡で洗顔できるので、肌への摩擦を軽減したい方におすすめの洗顔料です。
また、泡ミツ洗顔の泡は、泡自体が汚れを落とすはたらきがあるので、こすらなくても余分な皮脂や汚れを落とすことができるのも魅力のひとつ。
定期便ではないので、肌への摩擦が気になる方は是非試してみてくださいね。
▶︎お試しはこちら
肌への摩擦を防ぎながら美しい肌を目指そう!
今回は、お肌の健康や美容にとってよくない「肌の摩擦」について、具体的にどのようなデメリットがあるのか、肌摩擦が起こる原因と対策について紹介してきました。
肌摩擦は肌のダメージや刺激を与え、シワやシミなどの原因となり、肌老化を早めます。
肌への摩擦を与えない丁寧なスキンケアを行なって、より綺麗なお肌を目指していけるといいですね。