2024.10.17
洗顔をしているのに気になる角質。実は洗顔で角質を除去できる!?
綺麗な肌を目指すために、洗顔は欠かせない要素ですよね。
しかし、きちんと洗顔をしていても、角質が気になりどうしてもくすみやごわつきが目立ってしまったり、透明感がなかったりしてなやむことはありませんか?
そこでこの記事では、きちんと洗顔をしているのに角質が気になる理由について、解説していきます。
そもそも角質とは?働きについて解説
そもそも角質とは何なのか、どんな働きをしているのでしょうか。
角質とは、肌の表面を覆っている皮膚細胞のことで、水分を保持する保湿機能や、肌を守るバリア機能を担っています。
肌の真皮層で作られた新しい細胞は角質層まで押し上げられ、最終的に垢として剥がれ落ちます。このサイクルが肌のターンオーバーです。
健康的な肌はターンオーバーのサイクルが整っていますが、さまざまな原因でターンオーバーが乱れると角質が残り分厚くなってしまいます。
角質による影響や肌トラブルとは
ターンオーバーが乱れて角質が剥がれず分厚くなると、さまざまな肌トラブルの原因となります。
古い角質が溜まると起こる肌トラブルとして、肌のザラつきやごわつき、くすみなどが挙げられます。
さらに、皮脂の多いTゾーンは、メイクの汚れが残っていたり正しく洗顔を行わなかったりすると黒ずみや角栓の原因ともなります。
また、逆にターンオーバーが早まることで角質が薄くなると、肌が敏感になってしまう場合もあります。
正しい洗顔や生活習慣で、肌のターンオーバーを整えておくことが重要です。
角質が取れない!きちんと洗顔しているのに角質が気になる理由
ここでは、「きちんと洗顔をしているのに角質が気になる理由」について5つ紹介していきます。
ちゃんと洗顔しているのに角質が気になる方は、洗顔方法に誤りがあるのかもしれません。
美肌を目指すために、自身の洗顔方法と照らし合わせてみてくださいね。
洗顔しても角質が気になる原因①洗顔に時間をかけすぎている
洗顔後の角質が気になる時まず1つめに考えられる理由は、丁寧にやろうとして、洗顔に時間をかけすぎていることです。
角質を落としたいがために洗顔に時間をかけすぎてしまうと、長い時間肌と洗浄成分に触れ続けることになり、かえって肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
また、必要以上に洗い続けることで摩擦で肌が傷ついてしまい、それが原因で角質が目立ち、ざらついた肌の原因になってしまうのです。
洗顔しても角質が気になる原因②時間がなくて泡立てる量が少ない
洗顔をするときに、泡の量が少な過ぎていませんか?
キメの粗い泡だったり、ペースト状のまま泡立っていなかったりすると、角質が気になる原因となってしまいます。
キメの粗い泡は毛穴に入り込まず、細かい汚れが取りきれないので、綺麗な洗い上がりになりません。
また、摩擦による肌への負担も大きくなってしまうので、肌の表面を傷つけ、くすみなどの原因になることもあります。
泡立てるのが面倒な場合には、泡立てネットなどを使って時短でフワフワの泡が作れるように工夫しましょう。
洗顔しても角質が気になる原因③気づかずにこすってしまっている
角質を落としたいがために、ゴシゴシと擦って洗顔していませんか?
実は、肌にとって摩擦は大敵です。
肌に刺激を与え過ぎてしまうと、ダメージから守るためにかえって角質は厚くなりがちです。
洗顔をする際は擦るのではなく、手に泡を乗せて、その泡を転がすようにして洗うようにするのがベストです。
手で直接肌に触れず、泡を肌と手のひらの間のクッションにして、泡で肌の汚れをとっていくイメージで洗顔をおこないましょう。
しっかり洗えたか心もとなく、擦って洗いたくなるのをグッと我慢してこすらない洗顔を続けていくうちに、肌の変化を感じられるはずです。
洗顔しても角質が気になる原因④お湯の温度が高い
洗顔をする時に熱いお湯を使うと、毛穴を開かせて汚れをしっかり落とせるイメージがあるので、つい熱いお湯で洗顔をおこないがちです。
しかし、熱いお湯での洗顔も、角質が溜まってしまうNG行動の一つなのです。
肌には、肌のうるおいを守る「天然保湿因子」と呼ばれる保湿成分があります。
しかし、熱いお湯で洗顔をしてしまうと肌に必要な成分も一緒に流してしまいます。
そのため、肌のバリアが失われ、乾燥しやすい肌になってしまい、結果として角質が目立ってしまいます。
洗顔しても角質が気になる原因⑤洗顔の洗浄力が高すぎる
洗顔で角質を除去するためには、洗顔料の選び方もポイントになってきます。
洗顔料は、洗浄力が高ければ高いほど良いと思っていませんか?
実は、洗浄力の強すぎる洗顔料は、お肌にダメージを与えてしまうこともあります。
洗浄力が高すぎると肌に必要な皮脂まで洗い流されしまい、肌が乾燥してかえって角質が目立ってしまうことも。
乾燥が進むと肌は防御反応として過剰な皮脂を分泌し、角質が厚くなりやすくなるのです。
正しい洗顔で角質ケアをしよう
角質ケアにはスクラブや角質をポロポロと取るピーリングなどがありますが、まずは正しい洗顔方法を行うことが大切です。
ここでは、正しい洗顔方法を3つご紹介します。
正しい洗顔方法は角質ケアに加え、さまざまな肌悩みを解決する効果が期待できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
角質ケアできる洗顔方法①十分に泡立てて肌を擦らない
泡が肌と手の間のクッションになるように、洗顔料はしっかりと泡立てましょう。
優しくフワフワな泡で洗顔することで肌に与える摩擦を軽減し、肌への負担を減らします。
角質が気になるからといって力を入れてゴシゴシ擦ることはNGです。
しっかりと泡立てて肌の上で泡を転がすように洗いましょう。
泡立てるのが面倒な方や苦手な方は、洗顔ネットを使ったり、泡で出てくる洗顔料を選ぶようにしましょう。
角質ケアできる洗顔方法②洗顔は短時間で済ませる
角質が気になるからといっても、洗顔は長時間おこなわないようにしましょう。
適切な洗顔の目安は30秒ほどと言われています。
長時間の洗顔は必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や肌荒れの原因になることもあるのです。
その時の肌の状態やメイクの汚れ具合によって変わりますが、目安として念頭に置いておきましょう。
角質ケアのためには短時間で素早く、丁寧に洗顔を行うようにしましょう。
角質ケアできる洗顔方法③すすぎはぬるま湯でしっかりと
せっかく正しい洗顔をおこなっても、すすぎが少ないと洗顔料が顔に残ってしまい、かえって角質や肌トラブルの原因となってしまいます。
人肌程度のぬるま湯で、30回を目安にしっかりとすすぎましょう。
顔だけでなく髪の変え際や顔のくぼみなど洗い残しがちな部分は特に注意して、洗い流せているかチェックしましょう。
▶︎洗顔と角栓についてはこちら
古い角質ケアにおすすめの洗顔料
角質を洗顔で取り除くためには、ふわふわの泡で肌にダメージを与えないように洗うことが大切です。
肌にダメージを与えず洗顔できるおすすめの洗顔料を紹介します♪
濃密泡で摩擦レス洗顔
泡ミツ洗顔の魅力は、キメの細かい濃密な泡です。
通常の洗顔料約2倍のキメ細かさがあり、クリーミーな泡が肌を包み込みながら、摩擦を最小限に抑えて洗い上げます。
泡が汚れや古い角質、余分な皮脂をしっかり吸着して、毛穴の奥までスッキリ!
洗顔後も肌はつっぱらず、しっとりとした柔らかさを感じられますよ。
炭酸泡の力で肌をリフレッシュ
泡ミツ洗顔には、3,000ppmの炭酸が配合されています。
炭酸泡がやさしく肌をマッサージし、血行を促進して肌の硬さをやわらげます。
血流がよくなることで、くすみの改善や肌のトーンアップが期待でき、さらにその後のスキンケア成分が浸透しやすくなるメリットも。
炭酸泡が肌にやさしいため刺激を感じにくく、デリケートな肌にも安心して使用できるのが魅力です。
はちみつの力で角質ケア
泡ミツ洗顔には、貴重なアカシアはちみつの他2種類のはちみつも加わり、優れた保湿力を発揮!
はちみつの天然保湿成分が洗顔後も肌のうるおいを守り、ふっくらとした肌に仕上げます。
実ははちみつにはピーリング効果もあり、古くなった角質をやさしく洗い上げることができるのです。
ぜひ一度角質レスな洗顔を体験してくださいね。
洗顔に加えてできる角質除去方法は?
角質ケアは毎日の正しい洗顔が基本ですが、週に数回スペシャルケアをしたいという方に、洗顔にプラスしてできる角質除去方法を4つご紹介します。
やりすぎると肌への刺激となる場合もあるので、肌の調子を見ながら普段の洗顔にプラスして行ってみてくださいね。
角質除去方法①拭き取り化粧水
古い角質が溜まり肌のごわつきが気になる方におすすめなのが拭き取り化粧水。
クレンジングや洗顔の後に拭き取り化粧水を使用することで、余分な角質や油分などを落とすことができます。
さらに、そのあとの化粧水や美容液の浸透を高めるなど嬉しい効果も期待できます。
しかし、拭き取り化粧水は肌を直接拭き取るため摩擦や刺激などがあり、敏感肌の方にはあまり向かない場合もあります。
肌の様子を見ながら使用してくださいね。
角質除去方法②スクラブ
スクラブには細かい粒子が含まれており、使用することにより洗顔だけでは落としきれない汚れや古い角質を落とす効果が期待できます。
古い蓄積された角質をスクラブで除去することで、化粧ノリアップやくすみ軽減などにも繋がるでしょう。
スクラブの成分にはこんにゃくや塩、砂糖などさまざまなものがあり、メンズ向けの商品なども展開されています。
自分の肌質に合わせて選んでみてくださいね。
角質除去方法③ホットタオル
クレンジングや洗顔にプラスして、自宅ですぐ簡単に行える方法がホットタオルです。
ホットタオルで顔を温めることにより、毛穴を開いて汚れが取り除きやすくなります。また、角栓や角質が柔らかくなることで、古くなった角質も落としやすくなります。
毛穴の黒ずみや角質が気になる方は、クレンジングでメイク汚れを落とした後、洗顔の前にホットタオルを使用しましょう。
ホットタオルの簡単な作り方を解説します。
- フェイスタオルを濡らし、ぎゅっと絞る
- レンジで30秒加熱する。ちょうど良い温度になるまで10秒ごとに確認しながら加熱
- 適温になったら完成
ホットタオルは毛穴が開き乾燥しやすくなるため、週2回程度にとどめておきましょう。
また、熱すぎると肌への負担となるため適温で行うようにしてください。
角質除去方法④ピーリングジェル
ピーリングジェルは、古い角質をやさしく取り除きます。
スクラブのように物理的な刺激が少ないため、敏感肌でも使いやすいアイテムです。
ジェルを肌に塗ってマッサージすることで、古くなった角質がポロポロと剥がれ落ちます。
ポロポロ出てくる様子が楽しめるため、長くしすぎてしまわないように注意!
定期的に使うことで肌のターンオーバーをサポートし、透明感のある肌に導きますよ。
【敏感肌の方必見】角質除去する場合に気を付けることは?
敏感肌は肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態のこと。
健康な肌の方でも、季節の変わり目やストレス、誤ったスキンケアなどで肌が敏感になることがあります。
肌が敏感になっている方は、ご紹介した角質除去方法である拭き取り化粧水やスクラブ、ホットタオルの使用には注意が必要です。
敏感になっているときには刺激になるスキンケアの使用を控え、基本的な正しい洗顔で角質ケアを行うようにしましょう。
角質ケアを目的に洗顔する場合は、洗浄力がマイルドで保湿成分が配合された洗顔料がオススメです。
特に敏感肌の方は、肌にやさしいアミノ酸系洗顔料や保湿効果の高い成分(ヒアルロン酸・セラミド・はちみつなど)を含む洗顔料を選ぶようにしてくださいね。
角質ケア後のスキンケア方法
角質ケア後には、毛穴が開き乾燥しやすい状態になっています。
また、角質が除去されると潤いを吸収しやすくなっていますが、無防備で刺激も受けやすい状態です。
角質ケア後は、すぐにたっぷりとスキンケアをし、保湿を心がけてください。
角質ケア後は肌がデリケートな状態になっているため、刺激の少ないスキンケアアイテムを選ぶようにしましょう。
アルコールや香料が含まれていない、低刺激の化粧水や乳液を使用することで、肌を落ち着かせトラブルを防ぎます。
普段皮脂が気になる方でも、化粧水の後はさっぱりとした乳液やクリームを使用して水分が逃げないように蓋をしましょう。
角質ケアをしたらしっかり保湿してバリア機能を整えることで、潤いのある美肌に近づきますよ。
正しい洗顔方法で角質はケアできる!
今回はきちんと洗顔をしていても角質が気になる場合に、考えられる理由とその対処法としてのおすすめの美容習慣について解説しました。
良かれと思って一生懸命洗顔していても、それがお肌のためになっていないと残念ですよね。
しかし、洗顔のお湯の温度に気をつけたり、泡を十分泡立てて擦らず優しく洗うなどは、お金を使わず角質ケアに取り組める比較的簡単な方法だと言えます。
ぜひ、日頃のスキンケアを見直して、角質の気にならない垢抜けた肌を手に入れましょう。