2024.07.22

ニキビの正しい直し方とは?ニキビ跡を作らないスキンケア方法を紹介

鏡を見てびっくり!突然ニキビができている。すぐに治ると思っていたのに、なかなかニキビが治らない。1個だけだったのに気付いたらニキビが増えている。こんな経験はありませんか?

ニキビができると「人前に出るのが恥ずかしい」「化粧ノリが悪くなる」「炎症をおこしてしまうと痛い」など気分が沈むことばかり。そんなニキビはなるべく早く治したいですよね。

でも、どうしたら跡にならず、きれいに治すことができるのでしょうか。

ニキビをきれいに治したいけれど、どうしたらよいかわからないと悩んでいる人のために、ニキビの治し方、ニキビケアのNG行動、正しいスキンケア方法などを紹介します。

ニキビ跡にしたくない!ニキビのきれいな治し方はある?

ニキビ跡にしたくない!ニキビのきれいな治し方はある?

ニキビは放っておいても、自然と治ると思っている人がいるかも知れません。でもそれは間違い。

ニキビのはじまりでまだ炎症が起きていない「白ニキビ」は症状がほとんどないため、自然に治る気がしますよね。

しかし白ニキビを放置するとアクネ菌が増殖して赤ニキビ、黄ニキビへと症状が進行し悪化してしまいます。また、赤ニキビや黄ニキビを治すには時間がかかり、ニキビ跡になるリスクが高まります。

ニキビができたら、しっかりと対策をして悪化させないことが、跡をつくらずきれいに治すためには大切です。

ニキビを治す方法は主に3つに分けられます。

  • スキンケアを見直す
  • 市販薬を使う
  • 皮膚科で治療する

では、治療方法について具体的にみていきましょう。

スキンケアを見直す

「ニキビができてしまった」「できたニキビがなかなか治らない」それはもしかしたら間違ったスキンケアが原因かもしれません。

毎日のスキンケアを見直しすることでニキビが改善する可能性があります。ニキビ改善のためのスキンケア、3つの基本はこちら。

  • 肌を清潔に保つ
  • 保湿する
  • 肌を刺激しない

汚れや余分な皮脂による毛穴つまりはニキビの原因になります。正しい洗顔で肌を清潔に保つことがニキビ改善の近道となります。

また、乾燥により皮脂が過剰分泌されニキビが悪化することがあるので、保湿はとても重要です。そしてニキビの炎症を重症化させないために、スキンケアの際の肌への余計な刺激は最小限にするよう注意しましょう。

市販薬を使う

初期状態のニキビであれば市販薬でのセルフケアも可能です。

薬局にはニキビ用としてたくさんの種類の塗り薬があるので、症状に合ったものを選ぶことが重要です。選ぶ際のポイントをふたつご紹介するので、参考にしてくださいね

ニキビの種類別に選ぶ

でき始めでまだ炎症していない白ニキビや黒ニキビには、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールやレゾルシンが含まれているものが有効で、アクネ菌の増殖を抑えることが期待できます。

ニキビが赤くはれている状態の赤ニキビは、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症を起こしている状態なのでグリチルレチンなどの炎症を抑える成分が配合されたものを選びましょう。

赤ニキビがさらに進行した黄ニキビといわれる黄色く膿んでいる状態では、膿をつくった原因を殺す抗生物質、抗炎症成分が配合された製品がよいでしょう。しかし黄ニキビのように炎症が進んだ症状の場合は、ニキビが治っても跡にのこる場合があるので、黄色の膿を見つけたらなるべく早く皮膚科で治療することをおすすめします。

使いごこちで選ぶ

ニキビ用の塗り薬は使いごこちも重要です。ニキビの上からメイクをしなければならない場合、べたつかずさらっとしたタイプを選びましょう。肌色タイプや伸ばすと透明になるものなら目立ちにくくメイクに影響を与えにくいためおすすめです。

ニキビの市販薬は薬局で手軽に手に入りますが、ニキビの種類や症状によって効果的な薬が異なるため、自分で判断せずになるべく薬剤師に相談して購入しましょう。

そして使用しても症状がよくならない場合や悪化した場合は、使用を中止して必ず医師、薬剤師に相談してください。

皮膚科で治療する

ニキビを専門とする医師がいるクリニックや病院では、医師が症状にあった治療を行ったり、効果の高い薬を処方してくれたりします。

ニキビを治す医療機関には「皮膚科」と「美容皮膚科」の2種類があります。

皮膚科はニキビの症状を治すための治療を行い、保険適用内で外用薬や内服薬を処方します。一方美容皮膚科ではニキビの治療だけでなく、肌質改善やニキビ跡の治療など、保険適用外の処置を受けることもできます。

保険適用内でニキビを治したい人は皮膚科を、費用は割高でもニキビができにくいもっときれいな肌になりたいという人は美容皮膚科を選ぶとよいでしょう。

ニキビは誤ったセルフケアで悪化させてしまうことがあるので、医師の判断のもとニキビを確実に治したい、という人には医療機関での治療がおすすめです。

ニキビの治し方、これはNG! 

ニキビの治し方、これはNG! 

ニキビの治しかたを3種類ご紹介しましたが、ニキビが気になっていると「もっと早く治したい!」という気持ちから、他にもっとケアを試したくなりますよね。

でも、間違ったケアをしてしまうと、症状が悪化したり完治するまでに時間がかかってしまったりすることも。そんなことにならないように、ついしてしまいがちな、ニキビを治す時のNG行動を5つご紹介します。

  • ニキビを触る・つぶす
  • 1日に何度も洗顔する
  • 化粧水しか使わない
  • 髪の毛で隠す
  • 日焼け止めを塗らない

間違ったケアでニキビが跡になってしまい、あとで後悔しないために注意してくださいね。

では、もう少し内容を詳しく見ていきましょう。

NG行動① ニキビを触る・つぶす

ニキビが気になってつい触ってしまったり、膿を出そうとして自分でニキビをつぶしたりしていませんか?

つぶそうと思っていなくても、ごしごし洗顔をしてしまい、気が付いたらニキビがつぶれて血がでてしまったなんてことも。

「ニキビをつぶせば早く治る」というのは聞いたことがあるかもしれませんが、自分でつぶすのはNGです!

ニキビを触ったり、自分でつぶしたりすると、指先から細菌が入ってニキビの炎症が悪化するだけでなく、肌まで傷つけてしまい、ニキビが治っても跡が残りやすくなります。また、ニキビを触った手で他の部分を触ると、新たなニキビができる可能性もあります。

細菌によってニキビを悪化させないために、なるべく触らない、そして絶対に自分ではつぶさないようにしましょう。

ニキビをつぶして早く治したい人や、うっかり自分でつぶして悪化させてしまった人は、皮膚科で診てもらうことをおすすめします。

NG行動② 1日に何度も洗顔する

ニキビの原因は汚れや余分な皮脂による毛穴のつまり。肌を清潔に保つことが大切ということはすでにご紹介しました。では何度も洗顔をすればニキビを治すことができるのでしょうか。

答えはNOです。1日に何度も顔を洗ったり、タオルでごしごし拭いてしまったりすることで、角質層を傷め肌の炎症を引き起こし、ニキビを悪化させてしまうのです。

また多くの汚れを落とそうとして洗顔の頻度をあげることは、過剰に皮脂を取り除くことになり、乾燥や肌のバリア機能の低下を引き起こします。

ニキビができても無理に洗顔するのではなく、肌にあった洗顔料を使ってやさしく余分な汚れや皮脂を落としましょう。そのあとはしっかり保湿して肌を乾燥から守るのも忘れずに。

NG行動③ 化粧水しか使わない

皮脂が多く分泌されると、ニキビは悪化することがあるので、油分を含む乳液は使用せず化粧水だけしか使わないという人がいるかもしれません。しかし化粧水だけのスキンケアはニキビを悪化させる原因になります。

乳液を使用すると肌がしっとりとする一方、べたつきが気になることがありますよね。化粧水だけの方が、さっぱりと肌がうるおう気がするという人もいるでしょう。

しかし、化粧水をいくらたっぷりつけても、そのままにしておくと肌表面から水分が蒸発してしまい乾燥します。肌が乾燥するとそれ以上の水分の蒸発を防ぐため皮脂が分泌され、それが毛穴のつまりの原因となることがあるのです。

べたつくからといって、乳液を使わずに化粧水だけのスキンケアをしていては、反対に皮脂の分泌を促しニキビが治りにくくなってしまいます。また、乾燥により肌のターンオーバーが乱れると古い角質が蓄積され新しいニキビができる原因になります。

化粧水で水分を補給したあとは必ず乳液やクリームを使って蒸発を防いでうるおいを保つことが大切です。

NG行動④ 髪の毛で隠す

ニキビができてしまったら、なるべく人には見られたくないもの。でも、おでこのニキビを前髪で隠すのはニキビを治りにくくしたり、悪化させたりしてしまう原因になります。

毛先がニキビを刺激したり、髪についた雑菌やスタイリング剤が肌に付着して炎症を引き起こしてしまったりするからです。

ニキビを隠したい気持ちを抑えて、前髪を上げるなどして髪の毛がニキビに触れないようにすることが、ニキビ改善の近道となるでしょう。

NG行動⑤ 日焼け止めを塗らない

ニキビができたとき、肌に塗るものには気をつかいますよね。日焼け止めには油分が含まれていますし、強力な日焼け止めは肌への刺激が強いので、ニキビが気になるときは塗らないほうがいいのでは?と迷う人も多いでしょう。

しかし、ニキビは紫外線によって悪化するリスクが高いので、必ず日焼け対策をしましょう。

紫外線は皮膚のバリア機能を低下させ、それによりターンオーバーが乱れるとニキビが治りにくくなります。また日焼けによる乾燥が皮脂の分泌を促しニキビが悪化してしまいます。

たしかに日焼け止めはニキビの原因になることもありますが、刺激になりにくいノンケミカルのものや、ローションタイプやジェルタイプの伸びがよく肌に負担にならないもの、普通の洗顔で落とせるものを選べばニキビの悪化を防ぐのに有効です。

自分に合った日焼け止めをぜひ活用してください。

ニキビを治すときのスキンケアのポイントは?

ニキビを治すときのスキンケアのポイントは?

ここまでで、ニキビの治し方とNG行動を紹介しました。ではニキビを治したいときに普段のスキンケアでは何に注意したらよいでしょうか。

大事なポイントは3つです。

  • きちんと洗顔
  • 保湿は油分を控えすぎない
  • 紫外線対策を忘れずに

ニキビを悪化させることなくきれいに治したり、ニキビをできにくくしたりするためには基本のスキンケアを見直すことがもっとも大切です。

では、ポイントひとつひとつを詳しく見ていきましょう。ニキビができる原因とあわせて解説しますね。

きちんと洗顔

ニキビを治すために大事なことは肌を清潔に保つことです。皮脂や汚れによる毛穴のつまりはニキビの原因となるので、きちんと洗顔をして毛穴のつまりを洗い流すことが、スキンケアの基本になります。

ニキビを治したいときの洗顔料と洗顔方法についてご紹介しますね。

  1. 保湿力が高い洗顔料を
  2. 強すぎる洗浄力に要注意
  3. 過剰な洗顔は逆効果
  4. たっぷり泡立て、こすらずやさしく洗顔
  5. 髪の生え際まですすぐ
  6. 清潔なタオルで水気をふき取る

ニキビの原因となる皮脂を抑えるためにも保湿力が高い洗顔料をつかって、乾燥を防ぎましょう。また、毛穴の汚れをしっかり落とそうとするあまり、強すぎる洗浄力の洗顔料をつかうのはおすすめできません。

本来必要なうるおいまで一緒に洗い流してしまう可能性があるからです。同じ理由で洗顔のしすぎもNGなので気をつけましょう。

肌への刺激を抑えるために、洗顔料はよく泡立ててやさしく洗いましょう。泡立てることで毛穴の奥の余分な皮脂や汚れまで落とすことができます。

また、すすぎ残しがあるとニキビ悪化の原因となるのできちんと洗い流すことも忘れずに。最後は清潔なタオルでこすらずに水気をふき取りましょうね。

保湿は油分を控えすぎない

ニキビを治すためには肌の水分、油分のバランスを整えることが大切です。

皮脂の分泌量が増えることはニキビにとって良い状態ではありません。しかし肌の乾燥からくるバリア機能の低下はニキビの原因になります。

ほどよい油分で化粧水を閉じ込め保湿をすると、角質層にうるおいが保たれ乾燥や外部の刺激でニキビの悪化を防いでくれます。また油分不足の肌はごわつき、余計な皮脂が分泌されて毛穴をつまらせるという悪循環に。

ニキビ対策には適度な油分の乳液やクリームで保湿することを忘れないでください。

どうしてもべたつきが気になる人は、さらっとしたテクスチャーの乳液など心地よく使えるものを選んでみましょう。

紫外線対策を忘れずに

紫外線もニキビの原因になります。日焼け止めを塗るなど紫外線対策は忘れないようにしましょう。

紫外線には肌の表面にある皮脂を酸化させて炎症を起こす作用があります。酸化した皮膚が毛穴に詰まってニキビが悪化したり、新たなニキビができたりしてしまうのです。また日焼けによる乾燥はニキビの大敵です。

ニキビが気になるときは刺激の少ない日焼け止めを選んだり、長時間日焼け止めを塗りっぱなしにしたりしないなど、肌への負担をなるべく減らすようにしましょう。日焼け止めを落とす時は洗い残しがないよう、やさしく丁寧に洗顔してくださいね。

ニキビを悪化させないために生活習慣も見直そう

ニキビを悪化させないために生活習慣も見直そう

スキンケアに気を付けているのに、「ニキビがなかなか治らない」「治っても繰り返しできてしまう」と悩んでいる人はいませんか?

ニキビの原因はさまざまですが、日々の何気ない生活の中にニキビが治りにくくなる要因があるかも知れません。

特に睡眠不足や運動不足、ストレスや食事の偏り、生活リズムの乱れなどが関係していることが多いので、生活習慣を見直してみることをおすすめします。

良質な睡眠をとる

肌は睡眠中に成長ホルモンが分泌され、活発な細胞分裂をしています。肌を生まれ変わらせるには充分な睡眠が欠かせません。ベッドに入る1~2時間前に入浴して体温を上げる、食事は寝る3時間前までに済ませておくなど、深くぐっすり眠るための工夫をとりいれて。また寝る直前にスマホをすると脳が覚醒し眠りが浅いなどの睡眠障害を引き起こしやすくなるのでやめましょう。

ストレスをためない

ストレスを受けることでホルモンバランスが崩れ自律神経が乱れる場合があります。肌のバリア機能の低下を引き起こすこともありますので、適度に体を動かしたり、ゆっくり入浴したり好きな音楽を楽しんだりして、ストレスをためない生活を送ることが大切です。

バランスの良い食事 油物の摂取を控える

同じようなものばかり食べたり、油物を取りすぎたり、暴飲暴食をしたりと偏った食事はニキビを悪化させる原因となります。肌のターンオーバーや皮脂をコントロールする働きがあるビタミンやミネラル、肌の原料となるタンパク質などがとれる、バランスの良い食事をこころがけ、ニキビが治りやすい健康な肌をつくっていきましょう。

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ニキビが治った後のスキンケアはどうしたらいい?

ニキビが治った後のスキンケアはどうしたらいい?

正しい治療やスキンケア、生活習慣の改善でニキビが治ったあとも、日々のスキンケアと規則正しい生活を続けることで、ニキビができにくい肌になることができます。

ニキビができにくい肌を目指す時、日々のスキンケアの基本となるのが洗顔です。

ニキビができる直接の原因は毛穴のつまりです。ニキビ予防では、洗顔で古い角質や余分な皮脂を落とし毛穴の詰まりを防ぐことが重要ということがわかりますよね。

もうニキビで悩みたくない!という人におすすめの洗顔料をご紹介します。

▼BISVEIL 泡ミツ洗顔

はちみつ由来の保湿成分を贅沢に配合しキメ細かい濃密泡で洗いあげる、肌に優しい炭酸洗顔料です。

キメ細かい濃密泡が毛穴の黒ずみにアプローチして、ニキビの原因となる余分な皮脂や古くなった角質を取り去ることができます。不要な角質がなくなることでターンオーバーのサイクルを整えることも期待できるのでニキビができにくい肌をめざせます。

はちみつの保湿効果で皮脂の過剰分泌の原因となる乾燥を防ぎニキビを予防するのはもちろん、しっとりうるおい肌を手に入れることができます。ニキビが気になるけれどうるおいもほしい!という人におすすめです!

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ニキビを直して健やかな肌を維持していこう

ニキビを直して健やかな肌を維持していこう

ニキビができてしまった時は正しい治療をして、日々のスキンケアや生活習慣の見直しをしてみましょう。

正しいスキンケアのほか、肌に優しい洗顔を毎日行うことでトラブルの少ない肌を維持しやすくなります。

ニキビを繰り返さない、健やかな美肌をめざしてくださいね!

▶ニキビ肌へおすすめの化粧品をもっと知りたい