2022.07.07
乾燥したカサカサ唇にはちみつが効果的?【成分とケア方法とは】
冬は空気の乾燥で、夏は冷房の風や室内と室外の温度差で、一年中唇が乾燥していませんか?
乾燥していると感じていなくても、唇を鏡で見ると縦ジワが・・・と言うことも。
これら唇の乾燥や荒れを治すために、リップクリームを使う方が大半だと思います。
しかし、そこでおすすめなのが「はちみつ」です。
今回は、はちみつが効果的な理由をはちみつが保有する成分から解説し、具体的なケアの方法をご紹介します。
はちみつで唇の乾燥に効果が出る?
はちみつは「天然の保湿成分」と言われるほど、保湿性吸湿性に優れています。
はちみつはミツバチによって集められた化学物質が一切含まれていない天然成分であり、200~300種類ものビタミンやミネラルなどの様々な栄養素がバランスよく含まれています。
唇の皮膚は、角質がとても薄いため荒れやすく、皮脂腺がないので皮脂膜が作られず保湿やバリア機能が低い部分です。
はちみつに含まれるビタミンが肌の再生を促したり、唇のうるおいの元となる成分を生成し保湿効果があるため、唇のケアに最適なのです。
唇の乾燥に効果的なはちみつの成分
具体的にはちみつのどのような成分が、唇の乾燥に効果的なのでしょうか?
主に7つの成分が挙げられます。
ミネラル
はちみつに含まれるミネラル分の一つである亜鉛は細胞分裂に関わっていて、この亜鉛が不足すると肌が乾燥しやすい状態になると言われています。
よって亜鉛を含むはちみつを使用することで、唇の乾燥予防に繋がると考えられています。
アミノ酸
はちみつには22種類のアミノ酸が含有されています。
アミノ酸は唇のうるおいに重要なコラーゲンの元となり、プルプルした潤いのある唇を作り上げてくれるでしょう。
ビタミンB群
ビタミンB群は、肌荒れの改善や、皮ふの再生を促進してくれます。
唇のターンオーバーを正常に機能させることで、乾燥や縦ジワを予防する効果が高いです。
ビタミンC
ビタミンCには、言わずと知れた抗酸化作用があります。
この抗酸化作用により、老化を促す活性酸素を取り除き肌細胞の生成が促されることで、荒れた唇から潤いのある健康的な唇になるでしょう。
また、アミノ酸がコラーゲンになる過程でビタミンCが助けとなります。
アミノ酸とビタミンCの両方が含まれるはちみつは、唇のケアにとってベストなアイテムと言えます。
グルコン酸
グルコン酸とは、強い殺菌作用をもつ有機酸です。
長期保存しても腐ることがないのは、このグルコン酸が一役を担っています。
唇に付着する雑菌を防ぐことで、乾燥を予防する効果が期待されます。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種ですが、抗炎症作用と殺菌作用があります。
荒れてしまった唇の炎症や雑菌の繁殖を抑えることで、くすみのないクリアな唇に導いてくれるでしょう。
ポリフェノール
はちみつには10種類のポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには、ビタミンCと同じく抗酸化作用があります。
老化を促す活性酸素を減少させ、細胞の生成が促進されることで、荒れた唇を再生させる効果が高いと言われています。
このように様々な効果が期待できる天然の美容成分が含まれているはちみつですが、かの有名なクレオパトラが、美容に取り入れていたという伝説もあるんです。
はちみつで唇の乾燥を改善する方法
はちみつで唇をお手入れする方法は、実に簡単です。
はちみつ+αで更なる効果を期待できます。
以下3つの方法をご紹介します。
はちみつパック
用意するものは、
・はちみつ
・ラップ
です。
①はちみつを唇に塗り広げる。
こすらずに優しく塗るのがコツです。
②唇をラップでカバーする。
③そのままの状態で5~7分待ち、ラップを外す。
④唇に残ったはちみつをぬるま湯で軽く洗い流す。
⇒はちみつパックについてもっと詳しく知りたい方はこちら
はちみつ&オリーブオイル
ガサガサして気になる場合は、オリーブオイルと合わせると効果的です。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、もともと皮脂に存在する成分なので肌なじみが良く、はちみつと合わせることで保湿効果がUPします。
用意するものは、
・はちみつ
・オリーブオイル
・ラップ
です。
①はちみつとオリーブオイルを1対1くらいで混ぜ合わせる。
②唇をラップでカバーする。
③そのままの状態で5~7分待ち、ラップを外す。
④唇に残ったはちみつとオリーブオイルをぬるま湯でそっと洗い流す。
10分以上放置すると雑菌が繁殖してしまうので、タイマーをセットするなど時間を計りながら行うのが大切です。
はちみつ&砂糖
唇の角質除去に効果的な方法です。
角質が除去されるだけで1トーン上がり、口紅要らずの唇に導いてくれるでしょう。
用意するものは、
・はちみつ
・砂糖
・ラップ
です。
①はちみつと砂糖を1対1くらいで混ぜ合わせる。
②唇の上に乗せ、クルクルと優しくマッサージする。
③1分ほどマッサージしたらぬるま湯で優しく洗い流す。
入浴中やお風呂上りに行うと、汚れや角質が剥がれやすくなっているためおすすめです。
しかし、いくら効果があると言っても強くこすってはいけません。
唇がデリケートな部分なので、やりすぎると傷つけてしまうこともあります。
気を付けて行いましょう。
これらの方法を、普段のスキンケアの1つに取り入れることで、唇の荒れや縦ジワ唇に効果的です。
しかし傷がある場合は炎症を起こしてしまう可能性があるので、医薬品を使用するかお近くの病院で診てもらうことをおすすめします。
また、はちみつパックで使用する際は、国産や無添加・純粋はちみつを選ぶと効果的です。
そして、アレルギー体質の方ははちみつでアナフィラキシーショックが起こる可能性があるので使用には注意しましょう。
まとめ
はちみつには美容成分に効果的なさまざまな成分が含まれています。
特に抗酸化作用や抗炎症作用・殺菌作用などがあるので、アンチエイジングやニキビなど、唇のケアだけでなくお肌全体の悩みにも効果が期待されます。
唇の乾燥や荒れ予防には、はちみつだけでなくオリーブオイルや砂糖を合わせることで、+αの効果を感じることができるでしょう。
ぜひ、普段のお手入れにはちみつを取り入れて、プルプル唇を手に入れてくださいね。